報告:British Council 共催・実践英語研修「第4回 Presentations:Your University~大学紹介とプレゼンテーション(中上級)~」(2020年8月31日・9月1日@Zoom)
開催データ
研修名 | Presentations:Your University~大学紹介とプレゼンテーション~ |
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日 時 | 2020年8月31日(月)・9月1日(火) 各日10:00-13:15 |
方 法 | オンライン @Zoom |
講 師 | ブリティッシュ・カウンシル英語講師 Annie Hubert(アニー・ハバート) |
参加者数 | 団体正会員12名 / 11大学 |
…団体正会員大学… (参加者所属先機関50音順)
国際大学、清泉女子大学、中央大学、東京外国語大学
東京海洋大学、名古屋大学、福岡女子大学、
文京学院大学、法政大学、北星学園大学、武蔵大学
研修内容(コース構成) |
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1. Structure and opening |
2. Signposting and closing |
3. Visuals and delivery |
4. Practice,final presentations and feedback |


研修参加報告
報告者:田中 孝祐(文京学院大学)
研修概要
本研修では自信をもって英語による大学紹介プレゼンを行うためのテクニックを学んだ。
二日間の研修はオンラインにて実施され、小グループに分かれてのグループワークを積極的に取り入れ、参加者同士でのロールプレイもすべて英語にて行われた。プレゼンの構成、重要用語やフレーズの上手な活用法、間の取り方、イントネーションや顔の表情まで、時間を目一杯使った盛りだくさんの研修となった。講師もオンラインでの研修に慣れており、終始スムーズな研修運びとなった。
各講義内容について
Session 1 : Structure and opening
プレゼンの冒頭をどの様に始めるかを学んだ。海外の大学で学生が実際に行っているプレゼン動画を例題として活用。プレゼン全体の流れを決める冒頭部分を9つに分け、それらの並べ替えや、最近の学生が多用するちょっとしたテクニックなどを加えることで、冒頭部分が全く違った表情を見せることが学べた。
Session 2 : Signposting and closing
スムーズなプレゼン展開と、上手に話をまとめるテクニックを学んだ。プレゼンの中に、適切な交通整理役のキーワードを置くことが、聞き手にとっても大変重要だと指導いただいた。きれいなプレゼンの終わり方、聞き手からの質問の引き出し方、質問の受け方、質問を受けた時の対応バリエーション、顔の表情も指導いただき、それをペアワークで実践した。
Session 3 : Visuals and delivery
聞き手に良い印象与える“見せ方”を学んだ。人に与える印象は、プレゼンの内容よりも、その人の顔の表情や声のトーンなどに大きく左右されるという。ここでは、長い文章内のどこで間をとり、どのように話に抑揚をつけるのかを指導いただいた。プレゼン中に有効なボディーランゲージに関しても学ぶことが出来た。
Session 4 : Practice and final presentation
事前に準備した大学紹介プレゼンを実際に発表した。発表はペアワークにて行われた。プレゼン自体の完成度は問題ではなく、学んだことを意識し実践することに焦点が置かれた。短時間ではあったが、講師はペアワーク中の部屋に入り、個々の発表を聞き、講義の最後には参加者全員へのフィードバックを行った。
感想
初めてのオンライン研修参加であった。関心のあるテーマで、近々にこれらのスキルが必要となる案件を抱えていたため、研修の告知を見てすぐに参加を決めた。過去にプレゼン経験がなく、知識ゼロの状態で受講したため、細かなテクニックなどは目からうろこであった。ちょっとした語彙の追加や、トピックの提示の仕方をちょっと変えるなど、聞き手の関心を引き付けるためのテクニックがわかると、英語でのプレゼン作りが想像以上に容易になることに驚かされた。
当初プレゼンはPPTの完成度が最重要であると考えていたが、それよりも聞き手を第一に考える必要があることを改めて認識した。今回はオンラインならではの難しさ(アイコンタクトなど)があったが、今後は対面でプレゼンすることを想定し、プレゼン内容だけでなく、顔の表情を含めたボディーランゲージ、間の取り方などプレゼン全体を意識しながら自身のプレゼン力を高め、本学へ来た留学生達へのオリエンテーション、そして本学の国際交流を推進すべく各大学との事業拡大などにも活用していきたい。